初めて投稿します。 これは10年以上見続けた夢の話です。 怖くはないです。 見始めたのは小学校に入ってすぐの頃から突然始まりました。 夢の中の私は、私自身が成長してもずっと小学生低学年のままでした。 場面は突然下校途中から始まります。 実際に私が住んでいる土地ではなく、周り一面見渡す限り見事なまでの田んぼ。 一軒も周りには家がなく、まっすぐと自分の家に続く一本道のみ。 途中右手に大きな曲がりくねった一本松?みたいな木があります。 道の突き当りが家なんですが、これまた大きなお屋敷。 重たい引き戸を開けると、左手にすぐ階段があります。 その階段は中二階でくるっと方向転換して二階に続きます。 その踊り場?みたいな所に大きなガラスケースに入った一体の市松人形があります。 その前を通り過ぎて二階に上がろうとした瞬間、その人形がケースから飛び出し追いかけてきます。 私はダーーーっと半階分の階段を駆け下り、家に続いていた一本道を猛ダッシュ。 途中の大きな一本松のあたりで人形に追いつかれ、ランドセルの上をグッと引っ張られ尻もちをつく瞬間に目が覚めます。 これを1年に数回、10年以上見続けました。 見続けて数年経ってくると、夢の中の自分自身がこれが夢であること・これから起こることなど全て知っています。 でも怖いんですよね知ってても。小学生低学年の自分と同じくらいの着物を着た人形が猛スピードで追いかけてくるんですから。 今でも不思議なんですが、この見続けていた夢の話を誰にもしたことがなかったんです。 なのに何故か20歳を迎えた年に、家族にこの話をポロっとしたんです。 そしたら! おばあちゃんと母が普通に、『そのお人形さん納屋にあるもんかな』と言い始め・・・。 早速3人で見に行きました。 もう心臓が止まるかと思うくらい驚いたんですが、居たんですその子が。 しかも一体ではなく大きさバラバラで5~6体。 でも一番大きい(背が高い)子は私の夢の中のお人形で着物の柄までおんなじ。 昔はお雛祭りの時に出していたそうなんですが、子供の成長と共に出さなくなったそうです。 その時期が私が夢を見始めた時期と一致していました。 それからすぐに(お雛祭り時期ではなかった)数体のお人形をたくさんの人目に付く場所に出しました。 その後一切夢を見ることはなくなりました。 やっぱりみんなに愛でてもらいたかったんだと思います。 しかし10年以上も追いかけ引っ張り倒され・・・。 一言何か伝えてくれればよかったのに、と思います。