高校2年の夏、原付免許を持っていた私ともう1人。 そして、250の免許を持っていた仲間で、夜に集まっていた時の話です 「暇だから走りに行かね?」 そういったのは250の免許を持っている奴でした すると 「いいけど、俺とケイト、原付なんだから置いてかないでくれよ?笑」 ほんとほんと笑 追いつけないんだから笑 「分かってるって!ちゃんと確認しながら行くからさ!」 みんなで笑いながら、1度近くのコンビニまで走り、駐車場で行き先を決めようとしていると 「あ!あのトンネル行こーよ!第3トンネル!夏だからイイかもよ( ´∀`)」 「いいねぇ~(๑•̀ㅂ•́)و✧」 と、満場一致で行き先は決定。 みんなと一緒に走り出しました 目的地である第3トンネルは山のかなり上の方にある為、どーしても原付は遅れてしまいます 「おーい!ちょっと待ってー!」 遅れていたわたしたちに気付いた友達は、ウインカーを出して待っていてくれました 「ごめんごめん!山道走るの久しぶりでさ!楽しくなっちゃって」 そう、照れ笑いをしていました そして、また走り出し 後5分くらいで目的地の第3トンネルに着く頃 急に250に乗った友達が加速したのです 慌てて原付の僕たちは追いかけたのですが、どんどん離されるばかり 「くそっ!」 2人でそんな事を言った直後でした ぱーーーーーーー!!ー!!ーーーー!!! 鳴り続けるクラクション 事故ってんなよ!頼むぞ! そんな気持ちで急いで山道を急ぎました そして、第3トンネルの手前で停車し、ずっとクラクションを鳴らしている友達を見つけてすぐ横に原付を停め 「おい!どーした!!何かあったのか!おい!」 2人で声を掛けると、その友達は 「……あれ、見えるか……?」 そう言ってゆっくりと トンネルへと指を向けました 原付組2人でトンネルの方を見ると トンネル内の床、壁、天井、ありとあらゆる所から腕、足、顔、 うじゃうじゃうじゃうじゃ生えている光景でした 全員が固まる事、数秒 「あーー!!ー!!。!!!!!」 よく分からない叫びをあげながら全員で山を降りました 全力で山道を下り、やっと1つ目のコンビニで飲み物を買い、駐車場で落ち着こうとした時でした 250の友達が「……誰だよ!あんな所に行こうって言い出した奴!」 その時に男3人で初めて気付いたんです 「第3トンネル行こう」 と言った声が、女の子の声だったことに