
長編
祖父のメッセージと初雪
けいすけ 2017年11月9日
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は許さない。償ってもらうわよ。」
「栞を傷つけるやつはじいちゃん達が懲らしめるからな。無理せず頑張りなさい。」
祖父と姉の優しい激励に励まされながら頑張っています。
休憩中に外を出ると、雪の匂いがしました。
その匂いを嗅いだときに中学三年生の頃の不思議な体験を思い出しました。
生きていれば辛いことも腹のたつこともあります。
常識の欠片のわからない馬鹿な大人の姿をみて嫌になったり悲しくなります。
たまに泥を被ります。
でも…その度に思い出すんです。
祖父が亡くなった時に響いた音は大切な人を亡くす悲しみと…祖父の遺骨が崩れた時に感じた痛みと苦しさは命の重さ何だと。
「身体は脆いが、魂は強くなる。綺麗な魂のままでいなさい。人の痛みも常識も分からない馬鹿どものために暗い顔はするな。絶対負けるな!疲れたら逃げろ、休め‼電話何か電源抜いて知らんぷりだ‼美味いものをたらふく食べなさい。美味しいお供え、何時も有り難う。栞はこれから良いことがあるから。風邪引いてるようだから大好物を食べて沢山寝なさい。」
…今朝がた久々に祖父に夢の中で会えました。
あの時感じた痛みは祖父が教えてくれた命の重さでした。
「栞が沢山学んだ素敵な大切な事は忘れないで、孫や子供達に教えてあげなさい。」
…と。
明日は給料日なので祖父のお仏壇に饅頭を供えます。
何をあげるか楽しみな反面、供えると悲しくなります。
本当は、元気でいて欲しかった。
美味しいお菓子を一緒に沢山食べたかった。
仕事の話を沢山してアドバイスを教えて欲しかった。
そんなこんな考えながら毎月のお給料日に果物とちょっと良いお菓子を供えながら涙を流す私を祖父は優しく微笑んで笑ってみてくれます。
遺影の表情も変わるのだと不思議です。
気のせい…?
イヤイヤ、口角が上がってますけど…。
同じような饅頭があがると、祖父は苦笑いの笑顔です。
可愛い小ぶりの美味しいクッキーだと満面の笑みですが。
ま…お供えと私の気持ちが天国にいる大好きな人達に届くと嬉しいです。
後日談:
- 長々とすいません。 読んでくださり有り難うございます。 他にも祖父との不思議なエピソードは絶えませんので別な機会にお話させていただきます。
この怖い話はどうでしたか?
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- すみません、僕頭悪いので読めば読むほどわからなくなり3ページくらいで読むのやめましたあー