
中編
夢は所詮夢の話
タヌキ 2018年8月12日
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ています。
まず自分は嫁と子供達を、教室の窓からベランダへと逃がしましたが、女は教室の扉のすぐそこまで来ていました。磨りガラスの向こうに姿が見えます。
自分が窓から出る所を見られては、女はまたしつこく追って来るだろうと考えた自分は、窓を閉めて嫁達に逃げるように指示し、人1人がうずくまれば隠れられる大きさの段ボール箱へと
入りました。
真っ暗な視界のなかで息を殺していると、女が教室に入って来た気配がします。
そこでフッと考えたのが、なんでこんな蓋の無い箱に隠れてしまったのか‼️これでは上から覗けば丸見えじゃないか‼️と後悔しました。
が、女の気配はするものの、一向に動きがありません。
もしかして、幽霊ってのはそんなに賢く無いんじゃないか?このまま見つけられず、やり過ごせるのではないか?とほんの少し気を緩めたまさにその瞬間です。
『グワッ‼️』
っと、それはもう物凄い力で肩を掴まれて、その瞬間にハッと目が覚めました。
ここまででは自分も単に怖い夢を見た で済ませられるのですが、気になったのが肩の痛みです。
幽霊の手形が付いていた。なんてオチは無いのですが、肩こりなんてレベルではなく、まるでプロレスラーに全力で掴まれたかのような激痛が次の日までしばらく続きました。
催眠状態などで科学的に説明出来る痛みだったのかも…と、『夢は所詮夢の話』と今でも否定的な考えの自分ですが、これが40年生きてきて、たった一度だけ起きた不思議だなと思った自分の夢にまつわるお話です。
この怖い話はどうでしたか?
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- 自分が相手の立場だったら…と考えられるようになった今では、親父も本音は寂しかったのだろうと思えますね。(゜ー゜)(。_。) ちなみに親父は80代の存命で、老人ホームに入っていますが、月に何度かは顔を出しに行くようにしております。小夜啼鳥
- お父さんが死ななかったのは、良かったですね。シグナル
- お父様も私生活の変化と病気で人知れず辛かったのだと思います。入院は大変ですし、身内が見舞いに来ないと惨めなものです。強がっていただけで、寂しさ電波全開で送っていたんでしょうね(笑)匿名