私が高校生時代、先輩や友達が毎週の様に泊まりに来ていました。 先輩は霊感が強く取り憑かれやすい体質で苦労はしていたものの、スナックで働いている知り合いに祓って貰ったり、色々と相談に乗って貰ってたりしていたそうです。 そのスナックの知り合いに 今から1ヶ月ほど今よりも霊感が強くなるから、○○町に知り合い居るでしょ?そこに行ってごらん、面白いものが見れるから。 と言われたらしく、突然訪ねてきました。 その日は用事で来れないと言ってたので、他の友達もビックリしていました。 来るなり、先輩は これか・・・ と言ってたので、聞いてみると。 私の家の前には本家の田んぼがあるのですが、その田んぼの奥深くに、近所にあるお寺の結界に使っている勾玉が埋まっていると言うのです。 その勾玉から、天に伸びる光が見えると・・・ そして、昔はこの辺で祭りがあったろ? 凄い沢山の人形とロウソクで賑わってたはずだ、めちゃくちゃロウソクの光があったはず。 そんな祭りは聞いた事がありませんでした。 父に聞いても、知らないと言ってたので、本家のお婆ちゃん(当時70代)に聞いてみた所 ばぁちゃんがね、子供の頃あったんだよ、それは賑わってて、人形や不要になった皐月人形や雛人形を供養するお祭りだったんだよ、でもね戦争が始まって終わる頃には皆自分達の生活で精一杯でお祭りも出来なくなってね・・・でも、よく知ってるね、そんな古い話し。 私はビックリしました。 父も産まれて居ない、ましてや先輩も私も当然産まれて居ない時代の話しを知ってるなんて! と・・・ 先輩曰く、私の実家の周り見渡す限り光に満ちて無数の人形と、子どもや大人が歩いている所が見えたらしいです。 もしもこの先、田んぼを掘り返す時が来たら、ちゃんと忠告した方がいい。 深くまで掘ってしまうと、結界が崩れてしまう、寺がここまでの結界を作ると言う事は、それなりの理由がある筈だ。 掘り起こした、業者や持ち主によからぬ事が起きなければ良いけどな!と。 そして今年、本家はその土地を売ろうとしています。 本家のお婆ちゃんが無くなり、後を追うようにガンで亡くなったおじさん。 おじさんが亡くなる前に慌てて、全ての土地の名義を自分のに変える奥さん。 おじさんが亡くなった途端、土地を売り始める。 誰にもびた一文払わず、自分と息子二人で分けたのです。 我が家も、親族ですが貰っていません。 なので、勾玉の事は敢えて言わないつもりです。 一番怖いのは人間かもしれませんね。 ちょっと話しがズレてしまい申し訳ございません。 ここまで読んでくださってありがとうございました。