
長編
廃墟の紙人形…
しずく 2016年8月2日
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の中身、おんぼろの市松人形(?)らしきもの以外は可愛らしいもので、
おはじき、ビー玉、お手玉、筆、あとはなんか…人の形に切り抜かれた紙?
まぁ携帯の明かりでしか見ていませんが、かなりねんきの入ったものに見えました。
するとM。「お手玉とか…もし封印されとったんが俺らんトコに出てきても、あんま怖くなさげやなww」
私。「今日、布団の中に出てくるのは幼女かもなww座敷童的なww」
そんなバカ二人でキャッキャウフフな話をしていると、Hが冷静に一言。
「おかしい」
私もMも顔を見合わせて「はぁ?」なんて言いましたが、Hが言うには
・他のお手玉だか人形だかはかなり古いのに、この人の形しとる紙だけ真新しい。作ったばっかみたいや。
・そもそも座敷童をこんな厳重に封印すっか?
・あとこの紙切れに字ぃ書いてあるけど、血じゃね?
以上のことを冷静に聞き入れ、私たち3人は悲鳴を上げながら走って車まで帰りました。
そんで車に乗って、電気の下で自分の腕見てびっくり。
なんとその紙人形が貼り付いていました。
急いで引き剥がしましたが、紙人形についていたであろう血が私の腕にまでついて半狂乱状態。
ですが家に着く頃にはその血も擦りまくったせいで見えなくなってしまい、私もMも大人しくその日は家へ帰ることにしました。
…で。問題は家へ帰った後。
愛犬に吼えられまくるし、風呂に入ったら窓の向こうに人影が見えるし。
え?まじで憑いたの?
なんて期待半分、不安半分の状態で布団へ入り、少しうとうとし始めた時。
出ました。
赤い着物を着て、おかっぱ頭の前髪を可愛らしい紐で縛った色の白いお人形さんのような幼女。
ではなく、
くすんだ着物を着、髪は長く真っ青な顔をしていたガリッガリの男。
そいつが枕元で自分を見下ろしているんです。
私「ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」←本当にこんなカンジ悲鳴が出ました。
幸い金縛りにはかかっておらず、私は転がるように部屋から脱出したのですがその日は他の家族がいなかった…
怖すぎて家にいることもできず、素足のまま外へ飛び出して一番家の近い友人宅へ転がり込み、「南無阿弥陀仏」を唱えながら一晩過ごしました。
(その友人からしたらいい迷惑だったでしょうね)
そして表が明るくなると急いで外へ飛び出し、知人が神主を務める神社へ転がり込んだんです。
するとその神主さん、私を見るなり凄く険しい顔を。
「ホント朝早くか
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- 思い出したってことは、その怪異は消えて痣も消えたってこと? そこらへんのことちゃんと書かないと意味ないぞ。 オチないのに思い出して書いたって言われても、変な妄想にしか聞こえんわ。南
- え?過去形?陸奥
- なんだ、お友達になったのか 良かったな、ハッピーエンドやぞ真実を知る者
- あの、オチを書いて頂けませんか?しゆか
- 飲酒運転はダメだよねうか
- は?オチは?野獣先輩
- のろいはどうしたんよ?イリミナ
- 肝試ししなきゃ良かったにね╰(*´︶`*)╯♡まんま
- 結局ホラーマンとはサヨナラできたん?猫耳